シャワーのあとドライヤーで髪の毛を乾かすとき、汗が吹きでてこまった経験はありませんか。 せっかくシャワーしたのに背中は汗だらけになるし、髪の毛は乾かないし・・・どうしようもありませんね。


そのとき洗面所の気温や湿度は屋外よりはるかに高くなっています。
洗面所にエアコンがついていれば良いのですが、なかなかそうはいかず・・・
裸のまま外へ出られるのはオッサンの特権、ではなく大いなる迷惑でもあります。

なぜそこまで暑くなるかというと、お風呂から熱気と蒸気が押し寄せてくることに加えて、ドライヤーから１KWもの熱風が吹き出すからです。
１KWがどれくらいかというと遠赤外線ヒータの強運転か、オーブントースター２個分です。 これでは暑いはずですね。


今すぐできる対策としては、パンツ一丁で自分の部屋に駆け込んで、エアコンの冷気を頭から被る、これしかないわけです。
でも、そのとき忘れてはいけないのは洗面所のドアを締めることです。
開けっぱなしにすると、リビングの冷房の邪魔をすることになります。
これは省エネの真逆です。
リビングに高温多湿の空気が流れこむと除湿するのにものすごい電気代がかかります。


コツはお風呂と洗面所内だけで解決することです。
火災と同じです。他の部屋に燃え広がらないようにすることです。
具体的な対策は、お風呂か洗面所に〔同時給排気型換気扇〕を取り付けることです。
同時給排気型というのは、屋外から空気を吸い込むと同時に洗面所の空気を屋外へ排気することです。
「屋外の空気は暑いではないか？」と思われるかもしれませんが、風呂上がりの洗面所ほど高温多湿なところはありません。
ためしに、風呂あがりに屋外へ出て風にあたると爽快です。（オッサンの特権？）


お風呂か洗面所に窓があれば取り付けられる換気扇があります。
高須産業というマニアックな会社が作っている「ウインドウ　ツインファン　同時給排気型換気扇」です。

460立方メートル／毎時の能力がウリです。
これは洗面所の空気を１分間で外気と取り替える能力があります。
１ｋｗのドライヤーなんて目じゃありません。一瞬で涼しくなります。


これは夏専用として使ってください。
冬は、お風呂にカビが生えない程度にゆっくり１時間くらいかけて換気してください。
それには別の換気扇が必要です。

要はオールマイティーを望まず、夏は夏用、冬は冬用の装置を取り付けることです。
それが結局、安くつきます。
ちなみに、高須産業製は２万円くらいで変えて、自分で取り付けることができます。
（もちろん新築の時は、もっともっとスマートなデザインにすることができますよ）