積極営業ができない
Agodaは楽天トラベルのように、攻めの営業はできません。 割り当てられたページのテンプレートにて、できるだけ見栄えの良い写真を貼り付けるのが関の山です。キャッチコピーなどを書き込むこともできません。Agodaが用意したアンケートに☑を入れるだけです。 超一流ホテルでもクズでも平等に扱ってくれるのは有り難いことですが、下克上は難しいです。
使い勝手も悪い
宿泊料金設定などの使い勝手もイマイチです。 楽天トラベルの場合は、はじめに[基本料金]を設定し、それを元に[長期宿泊プラン]や[直前宿泊プラン]などのキャンペーンが育成されます。 [基本料金カレンダー]に平日と休前日、そして年末年始、春の花見シーズン、ゴールデンウイーク、祇園祭、夏休み、紅葉シーズン、クリスマスなどの繁忙期を丁寧に代入します。なかなか手間のいる作業ですが、一度[基本料金カレンダー]にインプットしておくとあとは簡単です。 [長期宿泊プラン]や[直前宿泊プラン]などのキャンペーンでは、割引率とキャンペーン期間を代入するだけで自動的に作成されます。 ところがAgodaには[基本料金カレンダー]がないので、キャンペーンごとにいちいち代入しないといけません。 でもまあ、Airbnbよりはマシです。
しかし集客力はある
Agodaのシステムをずいぶんボヤいてしまいましたが、大事なのは集客力です。 Agodaの集客力はなかなかのものです。Airbnbや楽天トラベルと同じくらい集客してくれます。 Agodaのサイトを一度でも覗いたことのある人のパソコンには、その人が見ていたホテルの画像をしつこいくらい表示します。また、毎日のように宣伝メールを配信します。 ではどのようにしてゲストのメルアドを取得するのか? 裏はとれていませんが、今の世の中、やろうと思えばメルアド収集は容易でしょう。 さて、集客さえしてくれれば御の字なのですが、私としては気になります。 なぜ私の宿に予約が入るのか? 検索では下の下、だれも気づかないはずなのに・・・ これはあくまで推測ですが、おそらく私のデザインが素晴らしいのでしょう。 自画自賛ですが原因はそれしか考えられません。 私はAgodaの親戚でもないし、Agodaを儲けさせることもできない。 そこで、ホテルを探す側に立ってシミュレーションしてみました。 その人はホテルを探しています。ゲストハウスを探しているのではありません。 Agodaですから。 まず、行き先を決める。たとえば京都。続いて旅の日取りを決める。 すると膨大な検索結果が・・・ひとつひとつ見ていけば数時間掛かる・・・ 「そうだ、予算だ!」 一泊・・・1万円としてみよう。 すると[人気順][安い順][高い順]が選べます。 初めての場合[人気順]を選ぶかも知れませんが、しだいに慣れてくると人気順ではなくAgodaの都合の良い順であることがわかってきます。 つまり、Agodaにいくらお金が落ちるかということであって、ゲストが得をする話ではないのです。 では[高い順]にするか? なわけないヤロッ。安い順ヤロ! というわけで[安い順]から見ていく。 すると、ゴミ、クズばかり出て来る。そう、民泊です。見るからにボロ。汚い。 ずーっとスクロールする。 すると「あれっ、これ良さそう!」と、目に止まったのが我が京都御所U.E.Sであった、とさ。 ここで忘れてはならないのは、Agodaで検索する人は[ホテル]を探しているという事実です。私がデザインした部屋は[ホテル]に見劣りしない、いや、むしろそのへんのホテルよりクオリティーが高いのです。 今のところこれくらいしか解らない謎の集客サイトではありますが、最重要事項[カード事前決済][キャンセル料も取りっぱぐれ無し]であるうえ、ちゃんと集客してくれるのですから、なんの問題もありません。 Agodaさんありがとう!