ゲストを選別できる

AirBnB 差別禁止ポリシー

「ゲストもホストも歓迎されていると感じ、プラットホームを介した交流のすべてにおいて歓迎とリスペクトを感じられる環境を整えていくこと」

これがAirBnBの差別禁止ポリシーです。
ですから、人種、肌の色、見族、国籍、宗教、性的思考、性別認識または婚姻状況を理由にゲストを却下したり、ことなる制約を設けたり、宿泊をあきらめるように仕向けたり、ゲストをより好みするような投稿をしてはなりません。

「これは素晴らしい!」と、私も感動しました。
それまで私は、尖閣諸島をはじめ東シナ海を強引に占拠する国の人達にささやかながら抵抗したいと考えておりましたが、考えを完全に改めました。

しかし、経営にマイナスになる客を受け入れたくないのも事実です。
「差別でない、別のフィルターはないものか?」と頭をひねったら2つ出てきました。
ひとつは値段です。高い値段を払ってくれる人ほど問題を起こしにくいというのが私の人生での経験です。これが世界の人に通じるかどうかはわかりませんが、高い金を払ってくれれば辛抱しやすいというのも事実です。
もう一つは、しつらえの威力です。

ファミレスにヒントが!

名指しで申し訳ありませんが、カウボーイ家族vsフォルクスを比較させてください。
はじめに宣誓しておきますが、どちらが良いとか悪いとかを申し上げているのではありません。それぞれのレストランがターゲットにしている客層は全く違うし、狙った層をみごとに集客していることを紹介したいのです。
そしてそこから、コツを学びたいのです。

サラダバーにはカレー、白飯、ミートソース、スパゲッティがあり、それだけでも満腹にできる。勢いあまって容器が飛び出している・・・

サラダバーにはカレー、白飯、ミートソース、スパゲッティがあり、それだけでも満腹にできる。勢いあまって容器が飛び出している・・・


カウボーイ家族は「食べることが最高の幸せ!」と体全体で表現しているような人達がたくさん来ています。サラダバー、スープバーはもちろん、カレーライス、ミートスパゲッティも食べ放題です。もう、嬉しくなってしまいます! ところが質はいまいち。(あくまで安田個人の味覚での話)

一方フォルクスは、カレーライスやミートスパゲッティこそありませんが、上質なサラダバーと高級ホテル並みのスープと焼きたてのブレッドが食べ放題です。

瑞々しい野菜とヘルシーなドレッシング。スープの味は一流

瑞々しい野菜とヘルシーなドレッシング。スープの味は一流


私はどちらにも数回通って、いろいろなメニューの注文方法を試した結果、フォルクスに軍配を上げました。 理由はフォルクスの品質が圧倒的に良く、値段がさしてかわらないからです。
しかしどちらのお店も大繁盛しています。たまたま私の価値観がフォルクスだっただけで、どちらにも存在価値があるということですね。
繰り返しますが、どちらの客層が上とか下とかいうのではありません。
お店側はそれぞれのお客様の嗜好にジャストミートさせているわけです。
だから繁盛するのです。
逆に言うと、お店側が好む客層だけを吸着することが可能だと言うことです。

私の研究によると、メニューの選び方を工夫すれば、食いしん坊さんもフォルクスでお腹いっぱいにすることができます。作戦次第です。
食いしん坊さんは常々「どうすれば美味しいものでお腹をいっぱいにできるのか?」を研究していると思います。なのになぜフォルクスに食いしん坊さんが来ないのか・・・

「さあ、食うぞ~っ!」 とハイになるインテリア

「さあ、食うぞ~っ!」 とハイになるインテリア


私は、インテリアが客層を選んでいるとにらみました。
それぞれのインテリアは完全にちがいます。フォルクスを好む人はカーボーイ家族のインテリアは落ち着かず、カーボーイ家族を愛する人にはフォルクスのインテリアはよそよそしく感じるのでしょう。


シックなインテリアで、上品に振る舞いたくなってしまう

シックなインテリアで、上品に振る舞いたくなってしまう



つまり、AirBnBのポリシーに従いつつ、客層はフィルターに掛けることができることをお伝えしたかったのです。