相対湿度を保って加熱するには

相対湿度を保ったまま乾球温度を上昇させるためには、加熱と加湿を同時に行う必要があります。
湿り空気線図で点A(10℃・50%)から加熱だけして乾球温度を19℃上昇させると、状態点は水平に右に移動して点C(29℃・15%)になります。
つまり加熱だけすると相対湿度は50%から15%へ下がってしまいます。
相対湿度50%を維持したまま19℃加熱するためには、水蒸気を0.009kg/kg(DA)増やさなければなりません。

出典:原口秀昭著〔環境工学入門〕

出典:原口秀昭著〔環境工学入門〕