そもそも外断熱とは
そもそも外断熱って何だろう?
興味をもっていただいたあなたに感謝します。
なかなか興味をもってもらえないから・・・
今から、できるだけわかりやすくご説明するつもりです。
想像力を働かせて聞いてくださいね。

ここに、コンクリート打ちっ放しの建物があります。
3階建ての小さなビルです。
屋上もあります。

夏。
コンクリートは灼熱の太陽に焼かれます。
真夏だとコンクリートの温度は65℃くらいになります。
さわるとヤケドをします。
お昼間に太陽に焼かれたコンクリートは夜中になってもまだ暖かいです。
だから寝苦しいのです。

冬。
朝方、道ばたの水たまりが凍ってるのを見たことあります、よね。
つまり、冷蔵庫の中と同じくらい寒いわけです。
コンクリートも凍りつくくらい冷たくなります。
足元がジーンと冷えて、おもわず足踏みしてしまいます。
ファンヒータをつけても、頭がボーっとするだけで足元は寒いままです。
「これではダメだ!」ということで、「断熱」が考えられました。
■ 断熱とは
「断熱」とは熱を断つこと。
つまり、屋外の温度がそのまま屋内に入ってこないように断つことです。
断熱するための材料を「断熱材」といいます。
その「断熱材をどこに張るか?」ですね。
コンクリートの外側に張ることを「外断熱」といいます。
逆に、内側に張ることを「内断熱」といいます。
「外でも内でも、どっちでもいいんじゃないの?」って感じですが、
実は、「熱を断つ」ことの他にもっと大事なことがあるんです。
■ もっと大事なこと(その1)
それは、建物をきびしい気候から守って長持ちさせることです。
お昼間。
太陽に焼かれたコンクリートが膨張します。
夜中。
コンクリートが収縮します。
毎日まいにち、コンクリートは伸びたりちじんだり。
これを繰り返しますと、コンクリートが疲労して寿命が短くなります。
そしてヒビ割れができます。
ヒビ割れには水がしみ込みます。
水がしみ込んでくると、コンクリートに入っている鉄筋が錆びます。
錆びた鉄筋は膨張するので、ヒビ割れはさらに大きくなります。
大きくなったひび割れに水が入って、氷点下の日には凍結します。
凍結した氷が膨張する力はすざまじく、コンクリートは破裂します。
こうなったら最悪です。
これを防ぐ為には、コンクリートを何かで包んで保護しないといけません。
外断熱はそういう役割もするのです。
■ もっと大事なこと(その2)
それは、体の負担が減って、楽になることです。
熱い時は冷房し、寒い時は暖房するわけですが、
たいていの冷暖房はおへやの空気を冷やしたり温めたりする仕掛けになっています。
でもじつは、人が暑さ寒さを感じる要因は空気の温度ではなく、
壁や床の温度に強く影響されるのです。
空気の影響力は約30%しかなく、壁や床の影響力は約70%もあります。
たとえば寒い冬の日に冷え切ったお部屋で、ムッとするくらい暖房しても、
体が芯から冷えていれば、体はリラックスせず固まったままですよね。
あなたはこんな経験はありませんか?
逆に西日が強く当たる部屋では、エアコンで冷房しても冷風が当たるところだけ寒く、
西側の壁からくるイライラした暑さは続きます。
顔と胸には涼しい風があたりますが、背中はじっとり汗をかいている状態です。
皮膚には無数の温度センサーがついていて体温を調整していますが、
顔と胸のセンサーは「涼しい」と報告し、背中のセンサーは「暑い」と報告します。
そして頭のコンピューターはとまどいます。
これが体調不良の一因となります。
外断熱にすると、壁や床の温度も理想的な温度になりますので、
上記のような矛盾はおこらず、体調が良くなります。
■ もっと大事なこと(その3)
それは、お部屋の温度が安定することです。

コンクリートの外側に断熱材を張ることを「外断熱」といいますが、
外断熱だと、壁や床の温度はお天気に左右されず、一定温度を保ちます。
どれくらい安定するかといいますと、前後1週間くらいの平均気温を保ちます。
とても安定していて、季節の変わり目など体調を崩しやすい時期にたすかります。
なぜそれほど安定するかといいますと、コンクリートは熱を貯めたり使ったりするのにちょうどいい特性をもっているからです。
しかも、熱容量は一般的に空気の380倍ありますので、380倍安定すると思っていただいてけっこうです。
■ と、いうわけで
「断熱」はコンクリートの外側でも内側でも、どっちでもいいのではなく、
外側でないといけないのです。
これを「外断熱」といいます。











