AirBnBは単なる集客サイトではない

少し長くなりますが、Airbnbの創業者・Brian Cheskyの話を聞いてください。

Airbnb CEO Brian Chesky

私達の信念は人々が世界をより身近に感じられるように、世界中の人々を繋げていくことです。どこに行っても温かく迎えられるような感じを人々に感じてもらいたい。
私達のミッションは世界のどこへ行ってもその場所があたかも自分のホームグランドのように馴染めるようにすること。

5年後、20年後の私達が部屋の提供をまだ続けているかはわかりません。
しかし、何年経っても、人々を繋げていく、温かい人の輪を世界中で広げていくという私達のミッションが変わることはありません。

もちろん「世界を旅行する際に宿泊する家や部屋を検索し予約するサービス」も行っていますが、それは切り口のひとつであって、私たちはすでに別のこと「体験」に力を入れるています。

たとえば、埼玉で盆栽師から日本の美について学ぶ。築地市場でプロと一緒に魚を買い付け、さばいて、料理を楽しむ。東京の自転車店主からお勧めの最新自転車ショップや熱いサイクリストが集まる穴場を教えてもらう——。
「これはツアーではなく、地元コミュニティにひたり、一員となるのです」

日本の貧困問題を学ぶ東京の社会貢献体験


また、「体験」の1割は、非営利団体や慈善団体による「社会貢献体験」になっています。貧困、動物保護、同性婚、農業などをテーマに、地域の活動家たちから学びます。
Airbnbが提案する『体験』を通じた旅先の交流は、ミレニアル世代を中心とした若者の需要にぴったりだ。現代の旅行者たちは観光バスでは行けない、ユニークな体験を求めているのです。


逸話の独り歩き

「サンフランシスコ在住の2人のデザイナーは貧乏で家賃の支払いにも困っていた。
2007年、サンフランシスコでデザイン見本市が開催され、ホテルは満室となり溢れて困っている人がでた。そこで彼らはアパートにエアーマットレスとブレックファーストを準備した泊めた」これがAirBnbの起源とされている。

この逸話が独り歩きし、ベッドさえ用意すれば簡単に稼げるという認識が広まった。
ところが実際はAirBnbの反映までには多くの努力と時間を必要としている。

革命的な発案であったAirBnbでさえ、最初の2年間は鳴かず飛ばずだった。理由のひとつは、当初「AirBnbで宿泊費を節約!」と打ち出していたからである。ある時点で、これでは可能性を自ら狭めているようなものだと気付き「人間らしい旅行を」に変更。「皆と同じパッケージ旅行をする必要はない」というメッセージである。

2013年からは、ホストによる「おもてなし」の質向上に力を入れる。
コピーは「世界192カ国でホームステイができる」
この言葉にときめいた人にとって、AirBnbは夢のようなサービスに感じられるだろう。


ホストの心得

しつこいようですが、もういちど言わせてください。

人がわざわざAirBnBを利用する理由は、その土地ならでは、その人ならではの体験をできること。たとえば観光地図には載っていない地元の路地裏を案内してもらったり、知る人ぞ知るラーメン屋に連れて行ってもらったりできるからです。

ここにこそ、私たち庶民の民泊が生きていける道があるのです。
ホテルに泊まっては得られない体験を提供する。冒険心旺盛なゲストは、ビギナー向けの観光マップや無責任な食べログに碧々しているのです。

ホストは自分の住んでいる地域をよく知ると同時に、ゲストの趣味について理解しておかなくてはなりません。実際、私もいろいろなネタを用意していますがが、ゲストによって受けがぜんぜん違うものです。
オオウケしたときは、思わずガッツポーズがでます。

最終更新日: | 投稿者:, G+