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外断熱とハワイの関係

日本の夏はほんとうに蒸し暑いですね。体がダラ~っとしてしまいます。
そして冬は体が固まるほど寒い。とくに足元が冷えてヒーターなしではいられない。
ところがハワイでは、ヤシの木陰でそよ風に吹かれているだけで、それはもう天国です。
エアコンやファンヒータ、そして床暖房がこれだけポピュラーになって、
好きな温度や湿度に設定できるはずなのに、
あなたの家や会社はハワイと同じくらい快適になっていますか?

このアニメでは、ハワイの爽快な気候の秘密を探って、
それを日本の家の中で再現する方法を見ていきたいと思います。


ハワイの気候の魅力

今までの常識では、「冷房とは空気を冷やすこと」「暖房とは空気を暖めること」ですが、これではハワイの気候にはほど遠い。 今までの常識は、非常識だった!

第一条件

ハワイの気候に近づく第1条件は、床・壁・天井の温度と室内の気温を同じにすること。 そのためには家にバリアをかぶせないと!

外断熱はあくまでも手段
第三条件

ハワイの気候に近づく第3条件は、湿度を下げること。だからエアコンで除湿するのだが、今までの家は隙間だらけなので、外から湿気がいくらでも入ってきて、電気代は垂れ流し。だから隙間のない家をつくらないと。

第二条件

ハワイの気候に近づく第2条件は温度を安定させること。一日の温度差が10℃も15℃もあるようでは、波に揺られるがままの小船状態。温度が安定すると体が楽になる。



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ここから先は、動画の内容を説明したテキストです

ハワイの爽快な気候を日本の家の中につくるには、まず、ハワイの爽快な気候を分析することからはじまります。
私がなんども何度もハワイへ出かけて分析した結果、つぎの3つの要素になりました。

☆☆☆ ハワイの爽やかな気候の分析結果 ☆☆☆
  1. 1.気温と床・壁・天井の温度が同じ
  2. 2.気温が安定(お昼間と夜の温度差、夏と冬の温度差が少ない)
  3. 3.夏の湿度は低め、冬の湿度は高め

このうち、2と3は「そら、そうだろう。そのほうがすごしやすいだろう」とお感じになるかと思いますが、「1は何のこと?」と、ピンとこないかと思います。
それもそのはず、天気予報は「気温」つまり空気の温度で示しますし、 冷暖房の温度を設定するときも、室内の空気の温度を基準にするわけです。
それが常識になってしまって、「温度=気温」であって、床・壁・天井の温度なんて 考えたことがないし、もちろん測ったことなんてありませんよね。

赤いレーザーが当たる位置の壁の温度を測っている

ところが、実はこの「床・壁・天井の温度」が人体に大きな影響を与えるのです。
詳しくは次章「ハワイの魅力をエクセルギーが解明」でお話しますが、
ここでは、「人が暑いとか、寒いとか感じるのは、床・壁・天井の温度が70%影響し、
空気の温度の影響は30%しかないと覚えてください。

それが本当なら、「いったい、今までの冷暖房は何だったんだ?!」ということになります。
エアコンは空気を冷やしたり温めたりしますし、ファンヒーターも空気を温めますね。
これは、冷暖房の方法としては間違った、無駄な方法だったのです。

では、いったいどうすれば良いのでしょうか?
床・壁・天井の温度をその部屋の空気と同じ温度にする・・・
それにはまず、床・壁・天井が真夏の太陽に焼かれたり、氷つくような北風にさらされたりしないように、何かで守ってあげないといけません。
たとえば真夏の太陽の下では、屋根は75℃くらい、つまり目玉焼きができるくらい熱くなり、壁でも黒っぽいものは60℃くらいまで熱くなっています。

車のボンネットで目玉焼きをつくる、屋根の温度を測ったら73℃だった  屋根の温度を測ったら73℃だった

「それって嘘じゃないの?
と思われるくらいの高い温度ですが本当です。
たとえば2階建のお家なら、1階はすごしやすいのに、2階は暑くて眠れないということが起こりますし、西日の当たる部屋は暑くてたまりませんね。
マンションは眺めが良いからと言って最上階を買ったら、朝まで暑くて眠れないというお話はよく聞きます。

外断熱の第一の目的は、このような厳しい自然環境から、家と人間を守るということなのです。
外断熱は、紫外線・赤外線・酸性雨・寒暖の差・火災から家を守りますので、家はたいへん長もちします。どれくらい長もちするかといいますと、条件にもよりますがおおよそ3倍くらい長もちすると考えて良いでしょう。
実はこれ、すごいことなんです! そしてとてもエコなことなんです。
「エコ」というと電気代やガス代などのエネルギーの節約を思い浮かべますよね。
もちろんそれは大切なことです。でも、家を壊して建て替えすることは、地球の資源をどんどん使うことなので地球環境によくないわけです。ですからしっかりした家をつくって長くながくつかうようにしましょう。外断熱は家を長持ちさせるのにとても役立ちます。

ではつぎに、「人間を守る」ですが、もちろん家と同じように人間も紫外線・赤外線・酸性雨・寒暖の差・火災から守られるわけですが、ここでは主に「寒暖の差」をクローズアップします。
外断熱は建物をまるごと断熱材で包み込みますから、建物は太陽の灼熱に焼かれることはありませんし、凍りつくような北風に冷やされることもありません。
イメージとしては、キャンプや釣りに持って行くクーラーボックスの中に家を建てて、その中に住むような感じです。

クーラーボックス

この説明をすると、たいていの人は、「息苦しい!とか「暗い!」というイメージをもたれますが、もちろん窓があって換気できますし、自然な明かりも採れるのでご安心ください。
もし、巨大なクーラーボックスの中に家を建てたら、きっと涼しいでしょうね。
真夏でも、バケツ一杯分くらいの氷を入れておけば、一日中涼しいでしょう。
冬は焼きイモを2、3本入れておくか、ひょっとしたら人間の体温だけで暖かくなるのではないでしょうか?
これ、おとぎ話ではありません。
実際に人間の熱のパワーを測ると、1人で約100ワットです。
元気な中学生なら150ワット。それが40人いれば6キロワット。
10帖用のエアコンのパワーは2.5キロワットくらいですから、6キロワットなら24畳の部屋が暖かくなるという計算です。
そう言えば昔、中学生だったころ、教室でワイワイやってたら真冬なのに暑くなったという経験ありませんか?
ですからもし、クーラーボックスの中に家を建てたら、ほとんど暖房は要りません。

話が長くなってすみません。
ついつい話が「エコ」へ流れましたが、そもそもの「お題」はなんだったのでしょう?
それは「ハワイへ行って、その爽快な気候を分析した結果、室内の気温と床・壁・天井の温度を同じだった」ということです。
それを日本で再現するためには、家が自然の猛威にさらされないように、何かバリアのようなもので包んであげないといけない。そのバリアこそ外断熱なのだ。というお話なのです。

外断熱は家を守るバリアです

外断熱というバリアで、家をまるごと包んであげると、家そのもの(屋根・壁・床・天井・ドア・窓、キッチン・バス・トイレなどすべて)の温度は、室内の空気の温度と同じになります。

ずいぶん長いお話を、最後まで聞いていただいて有難うございました。
と、締めくくりたいところですが・・・
これだけ長い話を聞いていただいて、やっと3つの条件のうち、解決したのは1つです
(-_-)zzz
もう一度、3つの条件を思い出してみましょう。

☆☆☆ ハワイの爽やかな気候の分析結果 ☆☆☆
  1. 1.気温と床・壁・天井の温度が同じ
  2. 2.気温が安定(お昼間と夜の温度差、夏と冬の温度差が少ない)
  3. 3.夏の湿度は低め、冬の湿度は高め

でも、あとの2つはすぐですから、もう少しご辛抱くださいね。
では2の「気温が安定」をご説明しましょう。
ここでポイントになるのが、「蓄熱」です。
蓄熱って聞きなれない言葉ですよね。それもそのはず、私たち外断熱を専門に扱っている人たちが勝手に使っている言葉なんです。すみません。
意味としては、「熱を蓄える」ということです。
お金を蓄えるのが「貯金」。だったら熱を蓄えるのは「貯熱」じゃねーの?
では、電気を蓄えるのはなんでしょう?
そうです、バッテリーです。バッテリーを日本語にすると蓄電池。(古っ!)
ハイブリッドカーは赤信号などでブレーキをかける時、発電機を動かして運動エネルギーを電気に変えます。そしてバッテリーに蓄えます。
そして青信号になると、バッテリーに蓄えた電気で車を走らせます。
ハイテクですね。

プリウス エネルギーモニター

家もそうしたかったんです。私たちは・・・
たとえば10月や11月は、お昼間は汗をかくほど暑いのに、朝夕はめっきり冷え込んだりしますよね。そんなとき、お昼間に余った熱を蓄えておいて、朝夕に使う。
こんなことができたらいいのにと思っていたんです。
それが、外断熱のお陰で実現できたんです。とてもエコですよね!
ああ、また、お話がエコのほうへ行ってしまいました。
ここでお話したかったのは、エコではなく、「気温の安定」です。
なぜ、気温が安定するのかと言いますと、家の主成分であるコンクリートがハイブリッドカーのバッテリーの役目をするからです。
しかも、ハイブリッドカーのように複雑な機構がないので、故障しませんし、 システム代は、タダ、無料、です!
コンクリートがバッテリーの役目をするので、ハイブリッドカーのように燃費の良い家ができることに加えて、室内の温度は、1日の平均気温をキープするのです。
このグラフは、10月の気温を1時間ごとに測って、グラフにしたのもです。
青い線が屋外の温度です。お昼間は30℃近くまで上がって汗をかくほど暑いですが、 朝夕は15℃くらいまで冷え込みます。
赤い線は外断熱工法で建てた家の室内の温度です。
1日中、朝もお昼間も夜中もずっと25℃くらいをキープしています。
もちろん、エアコンなどお金のかかるものは一切使っていません。

10月の屋外と、外断熱工法の家の屋内の温度のグラフ

さて、やっと、3番目の「夏の湿度は低め、冬の湿度は高め」をご説明する番が来ました。
「これって、外断熱の専売特許じゃないだろう。今までの家だってエアコンで除湿できるし、加湿器があれば加湿できるだろう!」とお思いでしょうか? なかなかそうはいかないのです。
まず、除湿。
確かに蒸し暑い梅雨にエアコンで除湿すると爽やかになります。
でも、カラッとするくらい除湿しようと思うと、おへやはどうなりますか?
寒くなりますよね。
ですから最近のエアコンは「寒くない除湿」とかいって、室外機からわざわざ熱を持ってきて、寒すぎないように温めているのです。
これって、どう思います? 無駄じゃないですか?

再熱は電気を多くつかうけど、梅雨や夜に冷えすぎないので快適。弱冷房は単に冷房の弱運転。再熱除湿はいったん冷やして乾燥させた空気を暖めなおして吹き出す。

なぜ、こんな無駄をせざるをえないかといいますと、家がスキマだらけだからです。
私がいう「家のスキマ」とは、自分の家と隣の家の距離ではありません。
自分の家の中の話です。たとえば、家じゅうの窓を閉めて、キッチンのレンジフードを「強」で回したら、どうなるか1度やってみてください。
どこからともなく、スキマ風が入ってきませんか?
特に寒い冬に実験するとよくわかります。
たとえば、ドアのスキマ、天井と壁のスキマ・・・どうかすると、コンセントの穴からヒューヒューと音をたてて冷たい風がはいってくる、なんてこともあるのです。
従来の家は、それくらいスキマだらけなのです。
ですからせっかく除湿しても、家がスキマだらけだと、屋外の湿った空気や湿気がスキマからどんどん入ってきます。入り放題です。
ですから、除湿しても、除湿しても、その尻から湿気が入ってきて、エアコンは動きっぱなしになり、ついに寒くなるのです。
これでは、ハワイの爽やかな気候とほど遠いですね。

家がスキマだらけだと、いくら除湿してもすぐにスキマから湿気が入ってくるのでエアコンは回りっぱなし

では、解決策は?
ズバリ、家のスキマをなくすことです。
コンクリート造の建物はもともとスキマができにくいですが、木造の建物の場合はスキマができやすいのです。そんなとき、外張り断熱なら無理なくスキマを少なくできます。

では逆に、冬の加湿ですが、家のスキマを埋めたら解決するでしょうか?
家中のスキマを埋めて、加湿器を運転したら湿度は上がるでしょうか?
残念ながら、その方法ではいっこうに解決しません。
なぜなら、加湿器がつくった湿気は、床下、壁の内部、押入れの中、タンスの後ろあたりで結露してしまうからです。
結露とは、湿気が水滴になることです。
水滴になれば、床下、壁の内部、押入れの中、タンスの後ろあたりはジメジメとして、カビが生えてきます。だんだん家が黒ずむのは、汚れではなくて、カビが原因であることが多いのです。

アイスコーヒーのグラスに水滴がつく。これは結露です。  タンスの後ろなど、暖房が届かず冷えやすいところで結露がおこる

カビに囲まれて暮らしている・・・ゾッとしませんか?
カビの話は他でするとして、今、お話すべきことは、「加湿器を使っても、あちこちで結露して、水滴に戻るので、結局、空気の湿度は上がらない」というこわい事実なのです。
怖い事実は、残念ながら日本の家、ほとんどに当てはまります。
これを解決するには、外断熱にするしかありません。
というか、外断熱工法で家を建てると、そもそも結露する条件が整わないので 結露したくてもできないのです。(詳しくは、「なぜ外断熱は結露しないのか」をご覧ください)

結露しないから、加湿できるのです。
安心して、加湿器が使えますし、観葉植物に水をやることもできます。
冬に湿度が低すぎると喉を傷めたり、お肌が乾燥しますね。
外断熱はそういった健康や美容にも役立つのです。

結局、長くなってしましました。
最後までお付き合い有難うございました。

ハワイの魅力をエクセルギーが解明!

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