ハワイアン・ウォーマーって何?
私はハワイの爽やかな気候がたまらなく好きです。
陽ざしが強いのにサッパリしているし、
ヤシの木陰でそよ風に吹かれていると爽快です。
夜はちょっと、サマーカーディガンがほしいかなぁ・・・
日本でも5月の1週間と10月の1週間だけ、ハワイを思わせる気候になりますね。
ハワイでは52週間、ずっとそれがつづくわけです。
あ~、ハワイに住みたい!
私は建築家として、「ハワイの気候を日本の家の中につくること」を生涯の仕事にしたいと思いました。それが私の生きがいです。
気分爽快になれば、日本もまた元気を取り戻すかも知れない!
とまあ、大きなことまで夢見てしまいました。
でも早い話、「365日、ハワイの爽快な気候を楽しみませんか!」と爽快仲間を募っているにすぎませんが・・・
「ハワイの気候を日本の家の中につくる」そんな夢を「ひょっとして実現できるのは?!」と直感したのは、外断熱と出会ったときです。
私は昔からハワイ通ですが、その年からちょっと変わりました。
単に楽しみにいくだけでなく、ハワイの気候の爽快さを分析するようになったのです。
それはちょうどグルメと似ているかもしれません。
最初は「美味しい!」と感動するだけですが、つぎの段階は「この美味しさ、何からできてるんだろう?」と分析しはじめる感じです。
ついに私は気候のソムリエになり、あることに気づきました。
人が爽快な気候だと感じる要素は、空気の温度と湿度の関係だけではなかったのです。
もっと大きな影響を与えるもの、それは屋根・壁・床の温度なのです。
実は人体に与える影響は、空気が30%、屋根・壁・床が70%だということがわかっています。
もし屋根や壁が太陽に焼かれていれば、エアコンで空気を冷やしても意味がありません。
なぜなら、焼けた屋根や壁から熱が放射され、人体がダイレクトに熱せられるからです。
では、ハワイの建物はどうなっているでしょう?
あれだけ日差しが強いのだから、さぞかし建物も暑くなっているだろう・・・
ところが、ハワイのビーチではいつも風が吹いていて、建物を冷却しているのです。
しかも、ハワイのホテルはたいていホワイト色です。
また、建物と建物の距離は思いのほか広く、風が吹き抜けて建物を冷却するに格好です。
ハワイのホテルの外壁の温度を測ってみたところ30℃台でした。
ちなみに日本では、建物の外壁は真夏だと60℃くらいに焼けます。
逆に真冬だと5℃くらいまで冷えこみます。
これらを表にまとめてみました。
| 日本の都市部 | ハワイ | |
| 壁の温度(夏) | 60℃ | 30℃ |
|---|---|---|
| 壁の温度(冬) | 5℃ | 20℃ |
| 建物の色 | グレー・ブラウン | ホワイト |
| ホワイト | 1m/秒 | 6m/秒 |
| 建物と建物の距離 | 密集 | 広々 |
「なるほど、ホノルルは過ごしやすそうだなぁ」と見えてきませんか?
(見えてきてほしい・・・)
日本をまるごとハワイの環境にするのは無理なので、私は家の中にハワイの環境をつくることにしたのです。
それにはまず、1年を通じて屋根・壁・床の温度を安定させないといけません。
そのためには、厳しい気性環境から建物を守るバリアが必要になります。
バリアの役目をはたすのが、「外断熱」なのです。
安定した屋根・壁・床に包まれた時点で、8合目。
夏は、エアコン除湿+シーリングファンでマイルドな涼しさとそよ風をつくります。
冬はエアコンやファンヒータなど空気を暖めるものはいっさい使わず、温水で床と壁を温めます。
これでほぼ、ハワイの気候ができあがります。
このように、ハワイの気候を再現できる家を、“ハワイアンウォーマー”と名付けました。
私はハワイアンウォーマーに7年間住んでいますが、ほぼ満足しています。
「でも、もっとハワイの気候に近づきたい!」と、いつも楽しみながら究極を目指しています。











