土地柄にマッチした企画

土地柄にマッチングした企画を

あなたは「住んでみたい街」というのがありませんか?

アクセスが便利だから、買い物が便利だから、という実質的な理由だけでなく「なんとなくこの街が好き」  「この街にいると落ち着く」 という場所がありますよね。

けやきの並木道があっておしゃれなカフェやベーカリーが並ぶ街もありますし、昔ながらの魚屋さんや八百屋さん、そして銭湯がある街もあります。ホワイトハウスかと思うような立派な家にベンツとポルシェが並んでいて、大型の防犯カメラが目立つ家並みもありますし、逆に三丁目の夕日を思わせるような人情あふれる家並みもあります。
庶民的な街並み
高級住宅街には海外からのグルメも揃う高級スーパーが、庶民の街には安さで勝負するスーパーが出店しています。ファミレスだってそうです。フォルクスの隣にガストはありません。それぞれ地域をわきまえて出店しているからです。

それぞれの街は、年齢層、所得層、性格など、ある程度共通点のある住民で構成されています。プライドが高い人の街・・・、人との交流が好きで群がっていたい人の街・・・ハロウィンやクリスマスの飾りつけを競いあう街もあります。
都心の町並み
こうした街並みはどのようにしてできたのでしょうか?リーダーがいて、それに馴染める人が集まったのか・・・、街の雰囲気が人を引き寄せるのか・・・ まあ、卵が先か鶏がさきかわかりませんが、それぞれの街には特色が有ることは確かです。

スーパーやレストラン、ベーカリーや美容室などは、市場調査した上でお店のコンセプトに合う街に出店します。スカイラークグループはいくつかのブランドを用意して、高額所得者が多い街にはスカイラークを、学生が多い街にはガストを展開します。 それぞれの街にピッタリなお店をつくらないと住民に支持されないからです。
閑静な町並み
賃貸マンション経営者は、そのことを絶対に見習わなければなりません。 あなたの街はどんな所得層が好むのか、どんな性格の人が集まってくるのかを知る必要があります。 でも、あなたがずっと慣れ親しんだ街だけに、ご自分では意外とわかりにくいものですね。そんなときは、賃貸のプロに聞くことです。客観的に見てもらいましょう。「家を買うときに選ぶ街と、賃貸に住むときに選ぶ街は違う」ということも覚えておきましょう。

ブランド的な街には高級な賃貸マンションを、庶民の街には庶民が望むマンションをつくらないと、スベってしまってしまいます。

では、高級とはなんでしょうか?

 一言で言うと「 実質主義に終始しないこと」です。実質的なこと(間取り、収納、設備など)はもちろんクリアした上で、ステイタスをくすぐる雰囲気作りが必要です。 ミニクーパーが良い例です。
ミニクーパーのこだわりデザイン
逆に、庶民的な街では実質的なことを完璧にしたうえで、全体を若干(気がつかない程度に)小さめに設計して戸数を増やし、エコに気を配ったマンションを作るべきです。その良い見本が軽4自動車です。
すべての機能を積んで、少しスタイルにこだわった、ワゴンR
そこを間違うと、賃貸マンション経営がうまくいきません。要は、あなたの土地はどんな街並みなのか、改めて客観的に見てみることが大事です。