室内温度の上下差 床暖房の温度 空気は冷えると収縮して重くなって下降するので、床面に近い空気は冷たくなる傾向があります。とくに1階がガレージなどの場合、2階の床に十分な断熱材を入れていないと2階の床が冷たくて住めたものではありません。 ISOでは床上と頭の温度差を3℃以内にするように決めていますが、本当は1℃程度にしたいものです。 またISOでは、低温やけどのこともあって床暖房の温度は29℃以下と決めていますが、本来は床材の熱貫流率を考えて決めるべきです。 私の体験では杉の無垢材の場合、床の温度は24℃程度が快適です。 出典 : 原口秀昭著〔環境工学入門〕