PMVは集団の平均的な温冷感申告を予測する指標で、予測の根拠となるのは膨大な数のアンケート(申告)です。 不満足者が10%以下と予測される範囲を快適域として、空調の目標を設定します。 図はオフィスでの不満足者の予測で、作用温度を横軸にすると、冬と夏ではV字カーブがずれたPMVグラフとなります。 冬は夏よりも低い温度で90%の人が、悪くないと感じます。
このグラフにおいて冬と夏の条件の違いは着衣料だけですが、作用温度を求めたときの空気温度と放射温度の寄与分をどのように加重平均したかが疑問です。 それと、PMVの被験者が日本人ではないので、このグラフはあくまで目安ということになります。