戸建賃貸プロジェクト 三山木 vol.6

地盤調査の目的

先週末、京都でも局地的な大雨に見舞われました。
幸いにも地盤調査の日程が豪雨の日から1日ズレており、
戸建賃貸プロジェクト三山木の地盤調査は滞りなく行われ、担当として調査に立会うことも出来ました。

戸建賃貸プロジェクト三山木の建物は、木造2階建て住宅の為、
スウェーデン式サウンディング試験を行っています。

調査機から、その場で地盤データが出力されてきます。
調査機も、従来の手動式だけではなく半自動式、全自動式など様々な調査機があります。

 

地盤調査とは、簡潔に言うと、地盤の強さを調べることです。
また地盤調査の目的は、地盤の強さを知ることで、どのような基礎・地盤補強が必要なのかを知ることです。

そしてもう一つ、マンション経営やアパート経営、戸建賃貸経営を考える上で大事な目的があります。
それは地盤補強の費用がどれくらいになるかを把握することです。

前述の目的は、安全な建物を建てる上で重要ですが、
後述の目的は、建物を計画する上で非常に重要になります。

例えば、鉄筋コンクリート造のマンションを新築しようと計画した際、
地盤調査の結果が軟弱地盤であり、
建築本体工事費用に対して、地盤補強費用があまりにも割高になってしまうことがあります。

そうした場合、鉄筋コンクリート造ではなく、鉄骨造にした方が総合的にみて賢い選択となる場合もあります。

つまり、地盤の強さは、補強費用の有無・大小もさることながら、
そもそもの構造計画にも影響がある為、非常に重要なのです。
特に東京は地形が入り組んでいる為、近隣の地盤データと全く異なる調査結果となる場合があり、注意が必要です。

 

戸建賃貸プロジェクト三山木での地盤調査では、
近隣地盤データで想定していた通りの地盤調査結果が出てきました。
地盤補強は、今のところ柱状改良を予定しています。

また、現場工事報告の際に、改良工事の様子をお伝えできればと思います。

 

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