「心の安定」のページでは、いい忘れたことを思い出しました。 レクサスの乗り心地の良さを分析すると、振動が少ないこと、静かなこと、そして最も大事なことは何かに包まれた安心感ではないでしょうか?ハワイアンウォーマー(外断熱蓄熱暖房)の家に住んでいて感じるのは、何かに包まれた安心感です。
ここでは静けさと何かに包まれた安心感についてお話したいと思います。
私はある高級車のインテリアを張り替えているところを見たことがありますが、インテリアの奥には防音材が張り巡らされていました。「これだけの防音材を張り巡らせばエンジンの音も、路面から伝わってくる騒音も防げるだろう!」と見ただけでわかるくらい凄い厚みでした。その防音材は吸音力に加えて重量もけっこうありそうでした。防音材のその奥には、見るからにしっかりした(剛性が高い)フレームがありました。
外断熱の家はご存知の通り、コンクリートで建てた家の外側を、断熱材で包み込みます。(おにぎりを海苔で包む要領)
断熱材の目的はもちろん保温ですが、断熱材は吸音効果も兼ね備えているので屋外の騒音を吸収してくれます。屋外の騒音は思いの外大きなものです。都会にお住まいの方は騒音の中で暮らしているので慣れていらっしゃるかもしれませんが、騒音は精神的に消して良いものではありません。その点、外断熱にの家は屋外の騒音を吸収してくれて、屋内はとても静かです。なぜなら、屋外の騒音が建物のフレーム(コンクリート)に伝わる前に、外側で吸収してくれるからです。静かだと落ち着きます。心が安らぎます。これは省エネのように数字に現れませんし、お金の節約にはなりませんが、お金よりもっと大事なもの「心が安らぐこと」を提供してくれるかけがいのない空間なのです。
これは余談ですが、ホームシアターやオーディオがお好きな方に朗報があります。静かな空間で音楽を楽しむと、小さな音でも迫力があって美しい音になります。それは、騒音が少ないからです。騒音は小さな音をかき消してしまうので、ダイナミックレンジが狭くなります。ですから大音量で聞かないと迫力がでません。外断熱のお家だと、あなたがお持ちのオーディオの実力が発揮されて、「意外といけるじゃん!」と惚れなおすことになるかもしれません。
余談が先になって、また、本題を忘れかけていました。何かに包まれた安心感について考えていたら、レクサスと外断熱の家の共通点が浮かんできたのです。それは、しっかりしたフレームを充分すぎるくらいの断熱材(≒吸音材)で包み込むことです。このことが「何かに包まれた安心感」につながるのだと思います。