ベランダに、ヨシズとミストを

あなたのお家のベランダにはエアコンの室外機があります、よね。
私の家にもあります。

あまりに暑いのでベランダの温度をはかってみました。
そしたらなんと43.2℃!! 
エアコンの室外機から噴き出る熱風と、太陽からの赤外線でベランダの壁や床がヤケドするかと思うくらい暑くなっているのです。
その熱が窓ガラスを通してモロに入ってくる。ちなみに窓ガラスの温度は36.2℃でした。
窓のまわりの壁を測ってみると32℃もありました。手のひらで触るとジワーっと熱がつたわってきてイライラしてきます。

その対策は、ズバリ、ベランダの温度を下げることです。
方法は簡単です。
ひとつは、太陽からの赤外線をカットすることです。
ヨシズを立てかけるだけです。
ヨシズ
もうひとつは、エアコンの室外機から吹き出した温風を冷やすことです。
ミストシャワーを取り付けます。
温度センサー付きが3万円くらいで買えます。

ここまでハデにやらなくても良い

ここまでハデにやらなくても良い


30℃に設定しておくと、ベランダの温度が30℃を超えた時自動的にミストが発生して冷却してくれます。
水道代を気になさるかもしれませんが、わずかです。
ミストは1時間あたり2.5リッターなので、1日4時間、30日まるまる使うとしても、1ヶ月あたり60円です。(1㎥で約200円)

温度センサー付き自動灌水
これでどれくらいの効果があるかというと、ベランダの温度は一気に30℃、つまりその時の気温まで下がります。
水道水の温度は7月と8月の平均で25.6℃(東京都水道局)で冷却する能力は充分です。
水道水の温度
ベランダに降り注いだミストは気化熱によってコンクリートをも冷却します。
エアコン室外機の裏にミスト
ついでにミストをエアコン室外機の裏から当ててやるとエアコンの効率も上がります。
エアコンの室外機は雨に濡れることを想定しているので、水道水をかけても故障することはありません。
まちがっても井戸水を使わないでください。井戸水は思いの外不純物が多く、エアコンを故障させる危険性が大です。
また、ミストのヘッドに不純物が詰まったりして故障します。
井戸水はエコのようでエコではありません。